駅近日記

”常に泣きたくなり、常に眠くなり、周りには荒廃と真夜中と酷寒しかないとき、どうやって人生を楽しめばいいのか?”

この世界「映画館」

2021年12月03日~12月09日

今週のまとめ

 

Sonny Boy

これに行ってきました。内容はSonny Boy11話と12話の上映とトークイベント。

もうね、めちゃめちゃ楽しかった!!!!!

家で何度も見てるし前回の上映イベントにも行ってたから、今回は会場大きいんだなーくらいに思ってたんですよ。でも全然違った。

入り口で飲み物買って席で待ってたら時間と共に会場が暗くなって11話12話の上映開始! 前回みたいに司会の人や監督たちのトークから始まったりしないんだ!って思った。そこでようやく「あれ、もしかして前回の上映イベントと別物か?」って気付いた。

上映中は「視聴環境でこんなに変わるの!!???」「音響さんすごい!!!!!」ってずっと思ってた。家で何度も見たはずなのに、その時には気にも留めなかった音がどんどん耳に入ってきた。エンジンの低音、風の音、靴音の響き方、全部別物でずっと痺れてた。

無音の締まりも全然違った。家で見たときは台詞も効果音もないシーンとしか思わなかったところも、映画館だと”無音のシーン”として感じられた。何もないっていう演出がこんなに効くものだなんて今まで思わなかったからゾクゾクしてた。

瑞穂とラジダニがトラックとロケットの格納庫?で話してるところ、あそこを見たときずっと痺れてた。胸がビリビリしてた。あれを映画館で見られて本当によかった。

広いスクリーン、しっかりした音響、防音設備の三つが揃った環境でアニメを見られるのって上映イベントくらいしかないんですよね。でもあんな体験してしまったら他のアニメも同じ条件で見たくなる。いや、まずSonny Boy全話からですが。

広いスクリーンで見て気付いたんだけど、11話でラジダニが使ってるタープ?って希のお葬式で使った布じゃない? 気付いたとき「それ使うんだ!」って思った。

監督が「瑞穂はラジダニのこと好きだと思いますよ」って言ったときの衝撃はすごかった。ここまで明言されてこなかったし、これはぼやかしたまま行くんだろうなって思ってたからまさかここにきて!?って動揺してしまった。

前に監督が瑞穂のやりたいことを「子供が欲しかったのかも」って言ってたけど、それは結果の話でしかないと思う。子供が欲しかったから帰還したのではなく、帰還しなければ求めているものを得ることはできなくて、その延長に子供もいたってことなんじゃないかなって思ってる。

ブックレットの帰還方法の説明を読むに、瑞穂は能力をある程度コントロールできるようになってたと思うんですよね。だとすれば、もしかしたらあの世界でだって子供を作れたかもしれない。ススガシラのところでの長良の血豆みたいに、静止を一時的に消す方法だってあったわけだし。それでも帰還したんですよ。

じゃあ先生のことが好きだったから戻ったのかといえばそんなこともなく、Blu-ray特典ではラジダニの元を尋ねるカットがある。監督だって「瑞穂はラジダニが好き」って言ってる。

だから瑞穂のやりたかったことって完全に静止の無い世界であることが前提のものだと思うんですよね。

これは完全に私の妄想なんですが、瑞穂って親しくなった人とか大切な人には「しょうがないなぁ」のスタンスがあると思うんですよ。その人がやったことやその人の身に起こったことに「しょうがないなぁ」をする。言い換えれば、相手がやってることや話にできるだけ付き合ってあげる。

瑞穂が年上や頭のいい人が好きな理由って、この人の話に、もっと言えばこの人の人生に付き合ってもいいと思えるからな気がする。気持ちよく付き合える相手、みたいな。

でも静止した存在だと終わりがない。だから本質的な部分で人生に付き合うって実感が薄くなってしまう気がするんですよね。食べなくても生きていけるし苦労も無視できてしまうから「しょうがないなぁ」がない。だから「しょうがないなぁ」がある元の世界に帰還したかったのかなって思った。

ホームシックの話で言ってた「まだ形のない未来を一緒に作りたかったんだ」がこれに近い気もする。

子供が欲しかったっていうのは瑞穂なりの「愛する人に全力でしょうがないなぁをしたい」って気持ちから来たものなのかなって思う。全部妄想なんですが。

トークめちゃめちゃ面白かった!!!……というかずっと動揺してた。前回はSonny Boy大好きな人と監督のお話って感じだったけど、今回は声優さんと監督のトークショーって感じだった。声優さん二人だからかアフレコ時の話も出てきたんだけど、それ聞いて以降「え、え、え、目の前に声優さんいるんだけど!!???」って当たり前の事実に動揺しっぱなしだった。どこを、誰を見たらいいのか最後まで分からなかった。

希役に大西沙織さんをキャスティングした理由が「別現場の休憩で大西さんがアメリカンドッグを食べてて、それを見てヒロインっぽいと思ったから」っていうのに笑ってしまった。昨日はBlu-rayの特典映像で監督が真面目にキャスティングの話してるのを見ながら「でもアメリカンドッグなんだよな」って思ってた。

声優さんもそう思ってるんだ!!!って謎にテンション上がってた。会場みんな頷いてたと思う。明け透けな感想は心に刺さる。

この辺に気付けたのもよかった。もちろん家のことだけを指してる台詞ではないんだろうけど。

Blu-rayのコメンタリー早く見たいけど時間がない! 見るなら年末年始かな。

今まで言ってなかったけど橘さんのことめちゃめちゃ好きです。最初に気になったきっかけは能力の詳細が分からなかったから。一話で友人と三人で話してるシーンがあるんだけど、机に寄りかかりながら話してるのもなんかいいなって思ってる。

 

ディストピア

間に合いませんでした。最後の三日で仕上げるぞ!って思ってたら締め切り誤解してて全然終わらなかった。反省

 

来週までにすること

ラノベ進める

 

その他

…………。