駅近日記

”常に泣きたくなり、常に眠くなり、周りには荒廃と真夜中と酷寒しかないとき、どうやって人生を楽しめばいいのか?”

五等分にできない!

2022年05月20日~2022年05月26日

今週のまとめ

 

映画五等分の花嫁

姉妹のこともっともっともっと好きになってしまった……これで終わりなのに……。

上杉風太郎が「昔の俺なら学園祭を楽しむことなんて無かったと思う」みたいなことを言うところがめちゃめちゃよかった。五つ子と関わるようになって生活が目まぐるしく変わった結果、今まで興味もなかったことを楽しめるようになったって聞くと運命的に感じるけど、実際は思春期のありふれた変化だと思うんですよ。五つ子と出会っていなくても、もしかしたら新しい友人ができてそういう風になっていたかもしれないし。でも、だからこそ五つ子がいたからこその変化だって思えるのは素敵なことだと思う。きっかけは選べないからこそ、それを美しく思えるってことが眩しい。

この映画で一番好きなシーンは五月が風太郎に「上杉さんって結構俗っぽいですよね。林間学校とかではしゃいでたし」みたいなこと言うところ。アニメ見てるとギャグっぽいところを”ギャグシーン”として見ちゃうんだけど、それが成立してたのって確かに風太郎の俗っぽさがあってこそだよなって思えた。風太郎は自分を変わったって言ってたけど、俗っぽく振舞える人間関係を手に入れたってのが正しいのかもしれない。このシーンが好きすぎて映画のこと考えれば考えるほど五月が好きになる。なんてことない台詞ほど刺さる。

屋上で三久が湿度のある性格を前面に出してきたところでめちゃめちゃウズウズしてた。クッション持ってたら思いっきり抱きしめてたと思う。可愛すぎた。

一花と風太郎が一緒に帰ってるところ、一花のズルさが可愛らしく出てて結構好きだった。この間友人に一花の良さを説明したとき「変なところで思い切りがいい」「性格が悪いところがいい」「急に覚悟を決めるところもいい」って言ったんだけど良さが伝わったか微妙なところだった。

上映後、アクキー売り場の前で無限に悩んだ結果「誰かひとりなんて選べない!」って誰も買わずに帰ってしまった。私は弱い。

姉妹全員のことがより好きになる映画だった。五等分なんてできない。五人とも好き。

尺の都合でプール回とかがカットされてるっぽいから原作読もうかな。

 

祝祭の呪物展

地域固有の風習とかが結構好きだからそういうのを知れるかもと思って行ってきた。

前情報で「撮影したデータ消えた」「家に帰ったら変なこと起きた」とか言ってる人がいたからオカルトで言われがちなやつだ!とか思いながら向かった。

会場に入って最初に思ったのは普通の展示っぽいなーってこと。結構人がいてそれぞれ盛り上がりながら見てる感じだった。この時は正直「これもしかしてワイワイ系のイベントか!」って肩透かし感もちょっとあった。順路的に最初に見るのが呪いの絵画だったんだけど、過去の全ての持ち主に給湯器が壊れる不幸が降りかかってたのがちょっと面白かった。これが肩透かし感の理由でもあったんですが。

でもそれ以降のは全部不気味でずっとビビりながら見てた。展示物はどれも「解説の曰くってどこまで本当なの? 嘘であってほしいんだけど」って思うようなものばかりで、これ大丈夫なやつ?ってずっと思ってた。

shueisha.online

このインタビューの木札のところ読んだとき電車の中で声上げそうになった。展示だと所有者が心霊体験したりするくらいの軽めの説明だったのに、実際は裏面見たらよくないことが起きるって何??? 簡単な解説しかなかったから面食らっちゃった。見たら呪われる鏡は裏返しで直置きなのに木札はケースにしまってるんだ……?とは思ったけど、そっちの方がやばかったなんて。

他の人のレポだと主宰の人と談笑して解説してもらったのとかも上がってたから、人が少ないタイミングで行った方がよかったのかも。

youtu.be

これ見て気付いたんだけど、私の怖がりって流されやすさ由来なのかもしれない。展示場の雰囲気とか呪物の見た目、作り方で「怖っ!」って気持ちに流されてたけど、動画で引いて見ると印象結構変わるんですよね。インタビューでも言ってたけど幸運を願って作られたものも多かったわけだし。

……って帰りの電車で思ったけどこれも流されてますね。やっぱり怖い。その他の呪物も大なり小なり怖い要素あったし。インタビューで言ってたみんなで見れば呪いも薄まる理論、こっちとしては普通に怖いね。

展覧会全体の感想としては、実話怪談に出てくる小物が現実に現れたって感じ。あと、解説に引っ張られて怖がる方に流れたのはもったいなかったと思う。どうせ行ったのならもっと地に足付けて見ればよかったなって反省。場に流されやすすぎる。もっと自分を持って、場に即した視点ですぐ見られるようになりたい。

6月3日まで延長で新しい呪物の公開もあるらしいけど私はもうお腹いっぱいです……。

ただ、厩猿信仰について知れたのはかなりよかった。猿の手や頭蓋骨を手に入れられない人たちはサルノコシカケを祀るようになったっていうのも面白い。

 

アークナイツ 孤島激震

復刻始まった。『ショーシャンクに空に』放送の翌週に復刻なのはタイミングが完璧すぎる。アークナイツのイベントは、先の見えない暗闇の人生を生きていたキャラがどこまでも続く荒野を歩むまでを描くものが多くて本当に大好き。すべてが解決するわけでもなく理不尽を背負ったまま生きていかなければいけない、それでも荒野に挑む意志だけは手に入れたっていうのがとても熱い。

このイベントの話をすると、ロビン(配布キャラ)がめちゃめちゃ好きなんですよね。キャラデザも性格も声もすべてが湿度を帯びてる。好きすぎる。彼女の悩みも綺麗さっぱり消えはしないし新たなしこりもできるんだけどそれも含めて大好き。大好きって言うのはオブラートに包んだい言い方で、本当はかわいいねって思ってます。

 

来週までにやること

・やらないといけないことのリストアップ(現実と向き合うために一週間は必要)

 

その他

なんか似てる人いるなーって思ってたけど本当にやついさんだった。その時はマスクしてたけど意外と気付くものなんですね。本当に本人だと知ったときめちゃめちゃテンション上がった。

帰るとき談笑してるスタッフさんたちの前を通ったら、後ろから「この人すごいなぁ」って聞こえたんだけどあれ誰に対して言ったの? タイミング的に私しかいなくない? あの場で理由の分からない「すごい」はちょっと怖かったね。何に対して? 聞き間違いだよね。

これ書きながら自分の怖がりを再確認してます。